Tシャツ・自作ハウツー?

シルクスクリーンで初めて作ったTシャツ。実はこの前に近所の飲食店販促用として3枚ほど作成したのだが内容・品質とも見せられるものでもないので内緒。
アイロンプリントに関する情報はネット上におおいのだが、ことシルクスクリーンとなると情報量が少なく、太陽精機さんのFAQレベルにとどまっている。自分が気づいたことをつらつら書いておけばきっと誰かの助けになるかもしれないので書く。

  • 作業は夜

ご存じの通りTシャツくんのスクリーンは紫外線で分解(乳化)?する溶液に浸っている。原稿の黒い部分だけ露光させることで版ができあがるのだ。よって日光にスクリーンを当てることは厳禁。なのでキッチリと遮光できる確信がない限りは作業は夜にするべき。夜、豆球だけの居間で作業をすると内職気分が盛り上がる。それもまた良い味…って蛍光灯や白熱灯は大丈夫みたいなんだけどね。

  • ブラッシング&ふき取り

露光後にブラシで露光部分、つまりインクを通過させる部分を掘り出すのだが、自分は露光時間が短いのか結構しつこくブラッシングしないと露光部分が透明にならない。これは環境により差が出る部分だと思う。あとブラッシング後にキチンとティッシュで乳化した溶液を拭き取ること。広い部分ではムラになるし、細かい部分は早い目詰まりの原因になるようだ。

  • 素早く刷る!

版ができて一旦インクをスクリーンに載せたら、決めた枚数を刷り終えるまでは極力早く稲妻のように作業をするべし。一枚刷ってから1分半くらい間を空けると通常の水性インクは確実に目詰まりを起こしはじめるようだ(もちろん版の形状によるだろうが)。そして一旦目詰まりが起こると専用の溶液を使うか(これは未体験)ティッシュで丹念に拭き取るか…いずれにしても時間と手間を大幅にロスすることになる。
印刷に使うTシャツはすべて開封するのはもちろんのこと、きちんと広げてすぐに置き換えられるようにしておくこと。また、印刷後のTシャツを乾燥させるハンガーと場所も確保しておくこと。